用語集:屋根・外壁材、ほか

窯業系サイディング

セメントに無機物や繊維、木質成分などを混ぜて作ってあるボード状の外壁材。軽量化と強度強化を実現した現在最も使用されている外壁材です。

  1. 窯業(ようぎょう)は、粘土、ケイ砂、石灰岩などから陶磁器、瓦、ガラス、セメントなど、非金属原料を高熱処理して作るものを製造する工業で、窯(かま)を使用するため、窯業と呼ばれています。
  2. 窯業系サイディングは、板状外壁材の一種で、窯業によって作られる材質を使います。窯業とは、粘土やケイ砂、石灰岩などから、ガラスやセメントなどの非金属原料を高熱処理する過程で窯を使う工業のこと。セメントに繊維質を混ぜて、軽量化と強度強化を実現したサイディングボードです。
  3. 外壁の建材で、現在最も主流で使用されている外壁の建材で、セメントに無機物や繊維、木質成分などを混ぜて作ってある、ボード状の外壁材(サイディングボード)の事を言います。

シーラー

下塗りに使用される。密着性のない中塗り・上塗り材をしっかり密着させる両面テープのような役割をします。

  1. 「シーラー」は「seal」=「シールする・接着する・覆い隠す・塞ぐ」という英語が語源になっている用語です。塗装をするときには、塗装面の下地処理をしてから仕上げ塗料を塗る必要があります。この下地処理で使用される下塗り用塗料がシーラーです。
  2. 外壁材や屋根材などの塗装面に一番最初に塗るもので、その後に塗る中・上塗りと塗装面の密着性を高める役割があります。よく下塗りと言われます。実は、上塗り材には密着性はありません。そのため、シーラーが両面テープのような役割をします。
  3. 外壁や屋根の塗装面に一番初めに塗るものです。一般的には下塗り材といわれています。このシーラーには中塗り・上塗り材を外壁や屋根にしっかり密着させる役割があります。上塗材は密着性に欠けているので、シーラーはその手助けをするために大切な塗料なのです。

フィラー

隙間や穴を埋める材料。

  1. 隙間や穴を埋める材料のこと。壁吹き付け下地の目違い調整用にセメント系フィラーがあり、鉄骨の板厚調整用にフィラープレートがある。
  2. 石灰岩を粉末にした石粉や高炉スラグ微粉末など、0.075mmのふるいを通過する鉱物質微粉末を指す。
  3. フィラーはアスファルトの見かけの粘度を高める性質を有すると言われており、舗装工事では細骨材の空隙を充填する際などに用いる。フィラー、粗骨材、細骨材、アスファルトを混合した材料をアスファルト混合物と呼ぶ。

サーフェイサー

下塗りと上塗りの間に塗る中塗り用塗料。仕上げ材の定着も良くなり、塗膜を長持ちさせることができます。

  1. 塗装において、下塗りと上塗りの間に塗る中塗り用の塗料のことをサーフェイサーと言います。通常はラッカーパテを薄めて普通の塗料のようにした物が用いられ、スプレータイプから瓶入りタイプ、さらに色から目の粗さまで、様々な種類があります。
  2. サーフェイサーはパテ面の保護、パテ面の微調整や、吸着性の向上、上塗り塗料の溶剤が原因で起きるリフティング(塗膜の表面が縮み模様になること)の予防などを目的として用いられます。サーフェイサーをしっかり塗りつけることで仕上げ材の定着も良くなり、塗膜を長持ちさせることができます。逆にサーフェイサーの処理が雑だった場合、塗膜が剥離したり、ひび割れが起こったりします。

バイオ高圧洗浄

バイオ洗浄剤という薬品を使って汚れを落とす洗浄方法。カビやコケなどの生物系の汚れに効果を発揮します。

  1. バイオ洗浄剤という薬品を使って汚れを落とす洗浄方法で、汚れの種類によっては高圧洗浄では落とせなかった汚れが落ちるなどの効果が期待できます。
  2. 薬品を使ってカビやコケなどをしっかり死滅させて汚れを落とす洗浄をバイオ洗浄といいます。
  3. バイオ洗浄剤という薬品を使った洗浄のこと。外壁の汚れには、排気ガス、砂や泥、雨だれなど様々な種類がありますが、特にカビ・コケなどの生物系の汚れに効果を発揮する洗浄方法です。

取り合い部分

部材どうしの接続の仕方や接合の状態のことを指します。

  1. 構造部材と化粧材が接続する部分、構造部材の接合部など、ある物と他の物との接続部分の納め方、接合方法、調整方法をいいます。

経年変化

年月が経つうちに製品の品質・性能が低下すること。

  1. 年数が経って劣化したものを指します。例えば、壁や床の日焼けや色あせ、備え付けのトイレやお風呂関係の劣化も経年劣化に当たります。
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